絶語/古月
 
んでいたのよ、それでも、くちのきけない雛鳥は、飛翔、し、殻を破って、くろい、くろがねの、ああ、「The end of end」、おもいだせない深淵のむこう、言葉を忘れた言葉の淵に鳥は歌うのさ!

死んでしまえば皆おなじ、おなじ死骸の上に、僕の詩も死ぬ。子供部屋がほしくて、叫んだ、叫ばざるをえなかった言葉、も、唱、も、死骸のまえに、ねむる。ねむる僕は、幾重もの夢を見る。ゆるやかなカーヴをえがく水平線。そうして、空と海と大地が生まれ、沈黙、まぶたのうえで、かなしく、目覚めるといつも、執拗にあかるい




「The first beginning」


息をとめて、瞼をおろせば、い
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