絶語/古月
ldron」
凪いだ世界のまんなかで、忘却されていた羽がはばたくとき、本棚、本棚は
塹壕、
戦火に焼かれる、蔵書、の渦、ひかりのした、ひかりのしたに血が通う!
僕の世界は、恐ろしく陳腐な、呟き、のはじに生まれたためいき、だから、「言葉は燃えても、
悲鳴は燃えない」
風は流れなくても、雛鳥は身を踊らせて、飛び立つ、飛びかう言葉、「The end of end」
彼女の言葉は、僕の知らない言葉で語られている。退廃した異語、それが僕だ
、
ひかりがまぶしい、ね、と、それが僕の、最後の、記述、だっ、た
僕には分からない
分からない
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