ポエトリカルドリームガール/Ohatu
 
こにあるのかも覚えていない。

 適当に飽きると、ベッドに入る。寝るために、気
 合いを入れる。ベッドに入り、明かりを消すとい
 ろんなことを思い出す。私の思い出は、情けない
 ことに、いつだって後悔だ。でも、その後悔が無
 くなったら私は、私の今日までは、無くなってし
 まう。

 私は後悔に支えられて生きている。

 最近、夢に昔の男が出てくる。末期症状か。彼が
 出て行った時の言葉、褒められたいだけの子供、
 て。そのリフレイン。そう、いつだって私は褒め
 られたい。上手だって下手だって、誰かが褒めて
 くれるなら関係ない。ねえ、私、全然変わって無
 いよ。
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