自殺志願/攝津正
ういえば、中居正広の金スマで、勝間和代が出ていて、彼女は月に五十冊から百冊本を読み、本代は多い月で十五万円にも上ったという。私も昔は、一日三冊くらい読めていた。だが、今は、ただの一冊も読み通せはしない。絶えずいらいらし、神経質になって、本に集中できないのである。鬱のせいかわからないが、ともかく知的能力が格段に衰え、昔のように戻れないことは確かである。知性が落ちてしまった現状を幾ら憂いても、嘆いても元には戻らないのは承知しているが、しかし、嘆かずにはいられない。
帝国在住の闇のソーシャルワーカー・デス見沢先生に本稿を見せたところ、「スピノザとかどーでもいいんだよな。キミまだかっこつけてるね。この
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