今日の日記/チャオ
点と点を結びたくて、僕は東京に来た。約二年。構想だけが広まりを見せ、危うく、僕は袋小路に入りかけていた。八方に飛び火した僕の空想は、いずれにせよ、収縮のその地点で僕に戻ってきた。僕は、気持ちがすれ切れてしまうその瞬間に、再び、その彩の中に存在を得た。僕は、僕の理想を、夢物語にする前に、現実に取り戻すことが出来た。
言葉、記号、理想、時間。映像。
存在を許される表現の彼岸で、その場に置き去りにされたままの可能性を拾い集めたかった。そして、僕は、その機会にようやく恵まれた。
初めてのページは写真がその彩を加えた。120枚弱の写真の群れから、僕はいくばくかの写真を選び出す。選ばれた存在と、
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