生きる/攝津正
前作『労働』読み返してみたが意外に面白かった。自分の七転八倒振りが良く表現出来ている。この調子で行こう。
その日攝津は休日で──日曜日だから当然だが──、船橋市北図書館に行ったり、千葉銀行で橋本一子さんに『VIVANT』の代金千九百円を振り込んだり、ジャズを聴いたり、簿記三級の勉強をしたりしていた。簿記はつくづく向いてないと思う。些細なミスを発見するのに一時間くらい掛かった。だが、午前中は勉強、午後は休息、でいいと思う。
職場の同僚のN君から『労働』評が届いたが、本質的な言葉を読んだと思い、嬉しくなる。ブログでコメントをくれた松原さんもそうだが、思わず笑ってしまうという評が多いのは、
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)