国道246号線、寒い寒い日/ブライアン
つけ。
国道246号線。光の中で眠るトラック。
ラジオから聞こえてくるDJの声。
懐かしい音楽。
海へ向かっている時に聴いた音楽。
高校生の時だった。
誰もが歌っていた曲。失われた時、
ハンドルに膝がぶつかって起きた。
東の空が白みがかっているように感じる、
世界で一番深い暗闇。
道沿いには希望の光が灯されている。
働け、と。
始発。光が薄明かりの中に灯される。
白い息。光に反射する呼吸。
土竜と百姓は土を見て暮らせばよい。
車内アナウンスにスイッチが入る。
車両の先頭。光が灯される。
何もしないことが幸せ。
嘘をつけ。
来訪者
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