午睡の淵で戯言は溢れ/なるせ
スカートの裾から
流れ星は幻
折れた指の数だけ呟いて
独りきり
選ぶために捧ぐ答えを知ってる
うかされた
羽化してた
枯れ落ちた
死に絶えた
うずもれた
どうにでもならない
おざなりな溶解速度の観察日記
試行錯誤の縁談
つむじ風に枝分かれ
帰れない
空が青いなんて誰が決めたんだろうね
静かにならない
楽園の果てで見た夢は暗く
甘い毒
ひとしきり泣いたはずなのに
逆さ吊りの世界の中は胎内よりもずっとあたたかで
崩れそうな膝のつく場所が終わりの場所だって気付いてたんだ
まっさらになって
真っ赤に燃やせたら
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