ばいばい、レトロニカ/しろいろ
 
しまっても、ミカ、あなたはずっとそのままでいてくれるだろうか。



「さびしさは剥製の蝶 飾られて、ただ冷たくて、もう息のない」

人形のようなあなたの死骸、息のない唇にそっと触れてわたしはなんだか安心しているよ。ミカ、ミカ、ミカ、ミカ。



「サイダーの気泡のような退屈に沈没船をそっと浮かべて」

平坦な記憶に沈む銀盤の宇宙船を、ちりちり光って砕ける退屈なサイダーに浮かべてみる。機能を失った宇宙船は、またすっと沈みこんでいくんだろう。浮上と沈没をくりかえして、すこしずつあなたの笑顔は忘れてしまう、それでいいのかもしれないね。



「きら
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