人形のようなあなたの死骸、息のない唇にそっと触れてわたしはなんだか安心しているよ。ミカ、ミカ、ミカ、ミカ。
平坦な記憶に沈む銀盤の宇宙船を、ちりちり光って砕ける退屈なサイダーに浮かべてみる。機能を失った宇宙船は、またすっと沈みこんでいくんだろう。浮上と沈没をくりかえして、すこしずつあなたの笑顔は忘れてしまう、それでいいのかもしれないね。