24h/チャオ
 
ろに、僕らに尋ねた。
「長井?なにしさ。」僕が尋ねた。
「おれ等の母校ばみせっこで」彼が言った。
いつも集まってた僕らは、ほとんどが、長井といわれる地方の工業高校生で、僕だけが違う高校だった。で、卒業したその頃、僕らは高校への哀愁も含めなんとはなしに、よく高校時代の話を繰り返していたのだ。だからもあって、僕らは長井工業高校へ向かうことになった。

僕らは車四台にわかれ、彼らの高校へ向かった。途中、友人の彼女のうちによって、何か用事を済ませ、それから工業へ行った。
真っ暗な校舎があって、グランドがあって、僕らは、冬の寒い中車から出ることもせずにその校舎を眺めていた。

それから、久し
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