24h/チャオ
 
久しぶりに、僕らは解散した。誰もが、何かを追いかけていた。でも、それは追いつけなくて、なんだか歯がゆかった。
それから、三日同じように暮らして、東京へ就職が決まったやつが一人、田舎を離れた。それから、僕が大学へ。

僕は一人暮らしの部屋に着き、すべての荷物を整理し、親が帰り、一人になった。僕は静かな部屋を嫌悪するかのように、ステレオのスイッチを入れる。「24アワーズ」が流れたとき、僕は、真っ暗な部屋から、どこかへ歩き出さなければいけないことに気がついた。田舎の友人たちとともに気づいた過去の時間を手がかりにして。


*会話文は方言です。すいません。読みづらくて。
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