半死半生−シュレーディンガーの猫−/Kazu.
量子力学のパラドックスに「シュレーディンガーの猫」というものがある
じつは原子爆弾もコンピュータも
シュレーディンガーさんの方程式で動いているらしい(多分)
入門書を何度読み返してみても
一向に理解できない自分の不甲斐ない脳ミソはさておき
このパラドックスの実験装置はいたってシンプルだ
放射性物質のラジウム
放射線を検出する検知器
検知器とつながった青酸ガス発生装置
そして生きている猫
たったこれだけを 中身の見えない箱に放り込んで蓋をするだけだ
以来
1935年より今日に至るまで物理学者たちは口角沫を飛ばして議論した
もちろん
「猫は生きているのか死んでいるのか」と
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