続・汚濁。/aokage
くだらない正義感と平等、平和への想いばかり募って。
自分は結局、何もしていないではないか。
政治家達を批判して、蔑んで、
何もかもを知ったような顔して。
けれど自分自身は、何も行動していない。
いつだって、口だけじゃないか。
自分自身に、嫌気が差す。
学ぶ事で、行動する事で、
自分の中の「何か」が壊れる事を恐れている。
その努力が水泡と帰して、
無駄足を踏む事を、怖れている。
何て、薄汚い人間なのだろう。
自分自身の事だというのに、吐き気がする。
こんなにくだらない
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