そよめきと鳴る窓は君の外に/青木龍一郎
 
くださって…。あ、これ持ってきましたよ!」

マコトは持っている袋を差し出した。

坂東「マコト!お前それ食べ物か!でかした、マコト!
   マコト、君、ほんまよくやったマコト。マコト、それを渡してくれ
   ってこれ、パピコやないか!どうなっとんのやマコトォー!」


コンビニ袋の中にはアイスしか入っていなかった。
誰もが良くない夢かと思った。
だけど、それは終わる気のしない、嫌な匂いのする現実だった。

坂東「まぁ、ええわ!青木君は寒くなるかもしらんけど、餓死するよりはマシや!
   僕らでアイスを食べさせたろう!」

英二と真と徹子は、一心不乱に僕の口へとアイ
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