そよめきと鳴る窓は君の外に/青木龍一郎
 
君、何も着てへんやないか、どうすんねん」




かすかに開いた窓から吹き込んでくる青白い風が
僕と英二の体を無愛想に撫で回した。
僕は何かに怯えるようにずっと震えていて
英二の顔にも、テレビで観るようなあの笑顔は全く無かった。


その時、更に誰かが部屋に入ってきた。
黒柳徹子と野々村真だった。
彼らは両手にローソンのコンビニ袋を持っており
その中にはたくさんの食べ物が入っていた


坂東「黒柳さんにマコトやないか。どうしてここにおんねん」
野々村「青木君が餓死寸前だとマネージャーに知らされて、急いで東京から駆けつけたんです
    黒柳さんも一緒に来てくだ
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