孤独な感受性/佐藤
呼んでいる。思春期は孤独さを抱える者が多い。子供の頃は、子供同士、お互いに誰でも言語に不自由であり、だからこそ、お互いを言語を超えたところで認め合うことが出来た。しかし、大人または社会は、言語を超えたところで認め合うということを、「甘え」、「責任放棄」という形で批判する。言語の定めたルールに忠実に(もしくは機械的に)従おうとしてしまうあまり、ハンドルの「遊び」の機能を失ってしまってしまい、ガチガチ頭になってしまっているのだ。
子供時代から思春期になっていく過程で、社会に出るために必要な、相対的な考え方をさせられるようになっていき、初めて自己(アイデンティティ)を認識するようになる。そのとき、同
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