表象と表現、能動と受動、行為における偶然性/チャオ
彼はそこを「少女の像がある」と描く。そこで、彼は、自分があまりに小さいことを知っている。だが、同時に何かを感じられることも知っているのだ。
世界の中心はどこか?世界の中心は、失われつつある僕らなのだ。と同時に、そこは誰もの世界なのだ。誰もがそこで、純粋な自分を見つめる。そして気がつくのだ、自分自身の過失、大きさ。そして現在の自分の小ささ、自分に隠された、純粋性への無限の可能性。
そこはロランバルドのいう、「文学のゼロ度地点」であり、ニーチェの言う「超人の世界」であり、僕らの住む今なのだ。
ミスターチルドレンがオリコンチャートを気にし、自分の世界を見失いつつも、再び音を手に入れたアル
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