忘れたらなんか困ること/石川和広
 
、素敵でもなく、幻滅や邪な心と隣り合わせであり、人間が神でないなら、どんなにいい奴でも正気でいられない部分でありもっとも敏感なレベルの(魂?)の部分を交わらせるってことを忘れたらさ、まずいと思うんです。
人権の尊重、侵害しないってことがきれいごと、不純ではない交流をしましょうという呼びかけやスローガンのレベルで終わってしまう。しかし詩を書いている人なら言葉が空虚なぺらぺらな論で終わるなら、悲しいでしょう。だからって暴力的に訴えたりしても本末転倒で、それはさらに荒んだ気持ちさえ生み出すこともある。だからって、全く無傷な人もいられない話題だ。
それは飛躍するけど、犯罪、民族紛争でも似ていて、つまり
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