原稿用紙二枚分の悲しみ/
 
望んでやってる節があるのは、
この過剰なまでに演出されたみすぼらしさと、
そこから生まれる劣等感や孤独感、
漠然とした不安感やナニクソと思うルサンチマン的な屈折した向上心の中でしか、
僕はうまい具合に「書く」という作業に対して真摯な態度を取る事ができないからです。
それも酒の力を借りなければなかなか手が進みません。
その酒さえ諸刃の剣となり愚にもつかない文章になったりしてしまうのですが、
そういったものを人前に出してしまった以上
「酔っていたから」と言い訳をしたりするのは
本来やってはいけない行為なのです。
気づかれないうちに削除したい所ですがいったん目に止められた以上、

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