経過のまとめ、レヴィナスの責任論−「存在の彼方へ」を読んでみる14/もぐもぐ
理解としては、<存在>を「内存在性の我執」と捉えるレヴィナスは、即ち「生」を「エゴ」によって特徴付けている。そしてそれにより「戦争」(万人の万人に対する闘争、弱肉強食)の問題が生じるので、それにどう対処するか、「戦争」を生じさせてしまう以外の「生」のあり方(「別の仕方で」)がないかを、レヴィナスは探求しようとしているのではないかと述べた。
「3 <語ること>と<語られたこと>」の部分については、まず、「『存在の彼方へ』を読んでみる2」の中で、祈りや懺悔等宗教的なものとしてそれを解釈してみようとし、対して、「言葉と責任−『存在の彼方へ』を読んでみる4」の中では、「『言いたいこと(言うべきこと)
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