経過のまとめ、レヴィナスの責任論−「存在の彼方へ」を読んでみる14/もぐもぐ
 
触れた。
この部分は、「存在とは『他なるもの』」「存在するとは『別の仕方で』」という概念が特段定義なしに提起されているだけであり、後の部分を読んでみないことには分からないので、駆け足で飛ばしたのだった。
ただ、根本的には、これらの言葉の発見なしには、レヴィナスの探求それ自体が始まらなかった筈である。問題を抉り出す役割を担っている、という意味で、とても重要な概念だと言えるだろう。

「2 <存在>と内存在性の我執」の部分については、最初の「『存在の彼方へ』を読んでみる」、及び、「祈り−『存在の彼方へ』を読んでみる3、3(2)」の中で、それに相当する論点を扱った。

この節に関する私の理解
[次のページ]
戻る   Point(0)