経過のまとめ、レヴィナスの責任論−「存在の彼方へ」を読んでみる14/もぐもぐ
た形での「責任」理解だと思っているが、確証はない。他方で、8(2)、11のような、壁とか圧倒的な威力のイメージも、レヴィナスの記述には時折見受けられるように私には思われる。かなり相違する両者の系列の「責任」概念解釈を、どのように整合的に理解するかがこれから特に問題となると考えている。
なお、テキストそれ自体としては、この節は「時間」についての議論から話が始まっている。特に、「隔時性」というレヴィナス独特の概念があり、これをどう理解するかが問題となる。
「『大胆』な『懐疑論』と異なった『リアリティー(現実)』−『存在の彼方へ』を読んでみる8」の中では、超時間的なものが時間的なものになる(現実
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