経過のまとめ、レヴィナスの責任論−「存在の彼方へ」を読んでみる14/もぐもぐ
これまで色々と勝手な推測をしたり、本文には何ら触れられていないことを様々に寄り道したりしながらレヴィナスのテキストを読んできた。議論が空中分解しないように、一旦確認の意味で、テキスト本文とこれまでの議論との対応関係をまとめてみたい。
まず、今読んでいるのは「存在の彼方へ」という本の「梗概」と題されている部より、「第一章 存在することと内存在性からの超脱」という章である。
章中の節を順に挙げると、以下のような形になっている。
1 <存在>とは「他なるもの」(p20-23)
2 <存在>と内存在性の我執(p23-26)
3 <語ること>と<語られたこと>(p26-32)
4 主体性
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