素粒ドライバー/北斗七星
生き抜いたあとに
待ち合わせの場所で
僕はどんな顔をしているのだろう
風の吹く
この場所は懐かしく思えるのだろうか
はぐれた人との再会は
何かを教えてくれるだけのものなのだろうか
経験は景色の流れ
立ち込める霧は晴れるのだろうか
生き急ぐ為に車を走らせ
助手席には変わらない
若い自分が窓の外を見つめている
嵐の雲は生きているように
かたちを変え心を躍らす
鐘を鳴らす鼓動に
手の震えは
かたちを変え心を躍らす
見てくれ
見てくれ
指先が想いを巡らす
誰かが常識の犬を
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