「 潜入創作官。P. 」/PULL.
 
もとにかく話をさせる、どんどんさせる、だからといって一切反論してはいけないということではない、話を聴き出すためにあえてうそばなしを怒らせることも、時には必要だ。

 うそばなしと仲良くなれたならうそばなしを巣に誘い入れる。用心深いうそばなしは最初それを拒むだろうが、めげてはいけない、注意深く、執念深く、こころからの愛で(潜入創作官は自らに嘘を吐くこともいとわない)うそばなしを巣に誘うのだ、もしからだを要求されたとしても拒んではいけない、それはうそばなしの体液を採取する絶好の機会だからだ、また性癖にも注意しなければならない、うそばなしの望む体位や責めがうそばなしの本当の性癖とは限らない、うそばな
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