青を、青を、「青を泳ぐ。」/Rin.
んじて受け入れよう。あり得はしないだろう。もちろんバーナーを倒す勇気などはなかったけれど。
「マスカラを拭き取る指でごめんねのメールにまでもメイクする人」
卒業式の日に、ミカが手紙をくれた。かわいい色のサインペンで書かれた反省文と、花やハートのシールに、なんだかすごく「ミカだな。」と感じた。もちろんココロには響かなかったし、すぐに捨てた。でも、この手紙依頼、私はミカがいっそう好きになった。
「保健室の南の窓からだけ見える三時間目の海が好きです」
年末くらいから、お弁当を保健の先生と食べるようになった。こっそり早弁をしていた。昼休みになると、他の生徒が保健
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