偏見/緑茶塵
 
本質は何か

秋だ春だと言ってはしゃぐ己自信がどうにも下らない存在に思えてならない、もっと苦しんでいた筈だ、そんな事に体を預け人として不能な日常を笑った、でも血の臭いがする

飼い犬の背の皮を撫でて「お前が私より早く失われるのは避けられない事なんだよ」と言いつくろって積み重ねるはずの経験を想像してみる、やはり血の臭いがする

不安や恐怖を掻き立てるのは何故か、感動や喜びが簡単に手に入ると思っているのは何故か、別に間違ってはいない、素直が好い、私は物事を良く見ているつもりだ、たぶん偏見が多く主観も多数混じっている、間違いない

若さが無いそれが年取った人間の悩み、どうせ余裕のある時だ
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