「存在の彼方へ」を読んでみる2/もぐもぐ
responsabilite(英語でresponsibility)である。フランス語に対応する動詞があるのかは知らないが、英語ではresponse応答する、という動詞があり、それに〜できる、という意味のabilityという語がくっついた形の語になっている。つまり、「応答-できること」。それが責任である。<語ること>という語との関係でいうなら、自ら進んで告白するものである<語ること>から、他者に呼ばれて「応答-できること」へ。人が主体である<語ることから>、神から呼ばれてなす「応答-できること」、『責任』へ。そういった筋道でこれから議論が展開されていくことが予想される。
(因みに、こうした語義分解
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