言葉が生まれる場所 魂の行方/飛鳥 彰
 
の永遠の旅人として

だから死ぬということは魂にとってはいわゆる
窮屈な身体からの解放でもあるんだが その一方で
肉体をもって色々経験することでしか魂は成長することができない



少年よ いのちの水をたたえたこころの器が大切なように
やはり身体という実体であるこの肉体の器も大切なんだ
この星を生きていくものにとっては身体と魂は大切なんだ
どちらか一方が大切でどちらか一方はどうでもいいということではない」

少年は今朝、爺やの農場に盗人が押し入って
飼っていた鶏や羊を殺したり
盗んでいってしっまたのを思いだして言った
「鶏や羊が殺されたのを見なきゃいけない苦しさも
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