純粋正義への架橋14/チャオ
道をたどれば、「君」は君だけの物語を綴っていくだろう。
物語性という熱を奪われた地図は、読者(受け手)によって、命を与えられ、物語を刻み続ける。そしてこともあろうに、地図は、「君」が生きている限り、その物語をとめることはない。はみ出したとしても、いまだ、そこには可能性が残されたままなのだ。再び「君」がその場所へと戻ってこない保障ができるというのか。未来は誰にもわからない。ゆえに、地図は「君」の物語を描き続けたままなのだ。
「絶対零度」地点に人が位置することはできない。人は、命を持った瞬間に熱を与えられ、物語を与えられている。
表現者たちは、地図をあこがれる。自分を表象させることによって、
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