暑中見舞い 〜詩友への手紙〜 /服部 剛
 
暑中御見舞いをありがとう。 
よく勇気を出して
世を去った友と想いでの残る
Barにいきましたね。  
君が少しずつ心を整えているのが伝わりました。  
友と親しかったバーテンと語らい 
少し気持が柔らいだかもしれませんね。 
人生にも、
長距離走者と短距離走者が
いるようです。  
短距離走者の面影は
ずっとあの日のまま輝くでしょう。  
長距離走者は残された者として、  
目の前に伸びる道を味わうように  
旅路を歩み続けるでしょう。 
僕が敬愛する作家は人生を  
「面・苦しい(オモ・くるしい)」と云いました。  
悲劇と喜劇・・・時に雨
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