暑中見舞い 〜詩友への手紙〜 /服部 剛
 
に雨があるから晴れがある・・・  
そんな人生の味わいを熟知した大人に  
君も僕もなれるかもしれませんね。  
そんな詩人に、僕等はなりたい。  
与えられた日々とこのいのち、   
自分らしいスケッチを  
どれだけ描けるか
問われているのでしょう。 
君と僕の想いが 
風になった彼に届くことを
信じています。  
ポエケットの舞台から
彼にメッセージを届けたのも、  
そんな風のはたらきの気がします。  
彼と出逢えたことを無駄にしないこと、
そして彼の分も「 生きる 」ということ・・・  
そこに理由の無い答を感じます。  
君も僕も
風になった彼を弟分にして、 
これからも時々語りかけるのでしょう。  
その時この胸の内には、 
不思議な力が湧いてくるのを感じます。  
今の気持が伝わる手紙を、  
ほんとうに、ありがとう。  
詩友から送られた封筒を、  
両手に受け取るような気持で  
読ませていもらいました。 
ではまた、次の場所で。 
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