内水面の釣り場と詩/北村 守通
 
釣り場での釣り独特の奥深さを見出し、それ
専門の釣り人、という人も少なくない。
しかし、天然の世界で育った魚(それが例え放流によるものであっても)とこうした
管理釣り場で育った魚というのは全く違う性格に育つ。性格というよりも本人(本魚
?)達が注意しているポイント、というべきだろうか?
天然の世界で育っている魚は、つくべき場所につき、人影を嫌い、食うべきときに食
う。だから魚に併せて釣り人も慎重に攻めるべき場所を考え、仕掛けを作り、技術を
磨かざるを得なくなる。
対して管理釣り場の魚は、水流の流れなどにもよるが、基本的にはどこからでも釣り
になり、人影に慣れているので別に逃げられ
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