第2章 変わったお友達/箱犬
がら踊っていたんだ。そうしたら、なんか妙なんだ。俺一人で踊っているのに
影が一人多いんだぜ!びっくりして俺踊るの止めたんだけど、その影はまだ躍り続けててさ、俺怖くて
逃げ出しちまったんだよ。』
ブルゥムンが負けじと話し始めました。
『僕はもっと恐ろしかったよ。(ブルゥムンは青くなっています)僕が一人で大好きなカプラの本を読んで
いたら部屋の隅にそれこそぬっと現れてさ。僕は本をほおりだして逃げ出しちゃったぐらいさ。大好きな
カプラの本なのに、だよ!』
フロゥライが半ば金切り声で叫びました。
『あたなたたちはまだいいわ!(フロゥライは泣き
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