第1章 小さなエルフ/箱犬
 
の口から出さないようにしていました。





 さあ、仲間がやってくるというのに自分だけ家にいるのはがまんできません。ブックルック・ペンシルバ

ッカス・リトル・ランブルフィッシュはまっくろパンのきれはしを口の中にほおりこみ、自分の宝物が入った

かばんを肩に引っ掛けると急いでドアに向かいます。


『リトル、何処に行くの?』

『新しいお仲間に会いに行くんだ!お母さん行ってきます!』


あんまり早くドアを開け閉めしたので、家の中にとても小さなつむじ風ができました。つむじ風にお母さん

が少し見とれて顔を上げると、ブックルック・ペンシルバッカス・リトル・
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