批評祭参加作品■食い違う夢 −『私たちの欠落(夏の日の)』藤丘 我流読解−/大村 浩一
尋常ではない。
作品ごとの掲示の日付の間隔は広く、ネットにあっては寡作の詩人に見える。
息の長い詩人だ、ということだ。作品も精選していると思われる。そのため上
位チャートから外れた後もポイント蓄積が続いて、深い森に静かにそびえる大
木の如きポイントになるのではなかろうか。秀作は多いが、今回はその中から
私の好きな『私たちの欠落(夏の日の)』を取り上げる。
http://po-m.com/forum/i_doc.php?did=119708
#私たちは互いを必要としながら
#それぞれの場所で夕陽を眺め
#明日の湿度を欲しがり飲み込む振りをする
#
#あなたと私は
#
[次のページ]
[グループ]
戻る 編 削 Point(8)