esquisses/鴫澤初音
ルフレンド
1102
不毛な毎日、にシンクロして潜水。もぐったままキスした昔
の思い出。だって泳ぐの好きだったんだもん。ぜんぜん暑く
ない日でも、結局バックヤードで水掛けが始まって、君がも
ちだした、water gunにじゃあ、私どうやって反撃すれば
よかったのかな。輝く日の光をくぐって、抜け出した手に、
ホースが握られてのは、反則? それじゃあ君がその次に
大きなバケツいっぱいに入れた水を、私の頭の上からかけて
ぐちゃぐちゃにしてプールに突き落としたのはよかったのかな。
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