あたしは絶対にひだりがわにいるから、/哀詩
いしている」の価値があまり高くないのだろうな
使ってみると、もう戻ってはこないような気がして
こわくなるの。
かなしいのは、
いちばんのきもちをあらわす単語が
「あいしている」
それだけだということ。
すきに含まれた、おさえきらない感情をくみとってくれるかしら
あいしている以上のほんとうを、しんじてくれるかしら。
恋に愛はふさわしくないのよ。
べつものだもの。
いつか君をおもわない夜はくるだろうか
いつかきみをおもわないあさはくるのだろうか
いつかきみを一度もおもわないひがくるのでしょうか
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