sketches/鴫澤初音
とても重要なんだよ、私にとって。
それくらい、わからないかなぁ、
君が泣くみたいに身体を震わせたとき、私はそれだけで
優しくなれた気がした。君を受けとめる身体の奥底が
涙で濁っていくんだよ。君が好きだよ。永遠に。
0207
そう、君が小さく微笑んだ先、いつまでも空が青かった。
忘れないで。
繰り返して言っても、届かなかった時間とか距離とか
笑って、私たちは笑って、終っていくよね。
飲み会の夜、そうね、私は三月さんの横に座って、
変な名前の
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