一足先に抜け出したきみへ/udegeuneru
メよと。
あまりにも大きい声だったんで嫌でも目が覚めた。
そこでようやく、そばにきみが居ないことに気づいた。
僕はとても慌てたんだ。
今もまだ動揺している。
こわくてひとりで泣くんだ。
でも、きみの胸に顔をうずめて泣きたいんだよ。
どうしていいかわからないから
詩を作ったんだ。
今すぐ見てほしいよ。
きみに褒められたいんだ。
それが一番うれしいんだよ。
とてもつらいよ。
世界中の誰に嫌われても、僕はきみの味方だ。
世界中の誰に嫌われても、きみは僕の味方だ。
今はこのことだけを信じてやっていく他ない。
早くそっちの世界できみに出会えるように
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