言葉探偵ワタナベ-週間レコメンド・ポエトリー(1)/ワタナベ
とっちゃったりもできる。
だけれど、話し手が歳をとるにつれて、人間としてのパパが抱えている
さまざまな、葛藤だとか、人間らしさ、が見えてくる。
でもやっぱりパパはパパで、今でも「わたし」は
鞄の中の書類には、お菓子の家の設計図が入っていることを
「しっている」んやねぇ。
パパの笑顔は世界一だ。だれがなんと言おうと世界一なのです。
パパがにっかりわらうと、つられてにこりとしてしまう。
ところが、1,2連の描写のパパはなんだろう。
「くるまの匂い」は「こびりつく」もので、あまり愉快ではないように
見えるし、「死」というワードが二回登場する。
2連目の死んでいるくらげにむかってべろ
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