踊ろう/円谷一
って思っても踊り続けるよ 君との世界だもの
ピエロの顔を顔に耳たぶの無い象に彫ってもらったんだ
君と踊るよ 世界が崩壊して離ればなれになっても 夢の中で
風の音はヴァイオリンの音 気が遠くなるぐらいの時を待って君の歌が届くよ
この耳に聞こえる歌は古びることなく記憶に刻まれる
新しい世界には君はいることができないけど想い続ける
完全に疲れ果てて大の字になって倒れて君の歌をまだ聴いている
この世界の空気と同じぐらい大切な君の歌
気力を振り絞って立ち上がり踊り続ける
汗だくになってもメイクが剥がれない限り止めることはない
だから決して止めることはない
太陽が昇って来て天に輝
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