ドルイド谷垣の『新釈奴隷道!』 第一回/人間
隷学者であり近代日本奴隷学の礎を築いた藻殿木網はこう言いました。
「奴隷とは、主人への徹底的な没我献身によって”象徴への信仰”を実現する者です」
これは江戸時代の武士道”滅私奉公”とも重なる「生命を賭けた奉仕」についての言及であります。
藻殿は著書「奴隷道」の第三章で、社会人類学の中に精神主従力学を応用し、
古今東西の優れた哲学者や思想家は全て奴隷であった事を明らかにしました。
「宗教は”人類への奴隷律”である」は小学校の教科書にも載るほど有名な言葉であります。
無償で使役され、物として扱われ、奴隷ほど非人間的な存在は無いでしょう。
それだけに、御主人様の人間性を引き立てるに相応
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