低空飛行/我辣波饅頭
 
切な宝物を
まだ大事に出来るように
作り物の翼でも羽ばたいて見せるよ
それがきっと私の見えない翼

一生に一度のワープを
私以外の誰かに使うならば
笑顔で見送るから
振り返らないでほしいなんて
始まりはいつも終末を考える切欠だったりもして

過去の悲しみの再来に
臆病になって
びくびくしたりもする

携帯の時計の数字は
一分にひとつ増えていくけど
心に刻んだダイヤルは
100mで大分と逆の方向に動くよ

人間なんていうのは
過去の積み重ねで出来ていて
想い出とか記憶とかが
心の半分を占めていたりもするけど
悲し
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