低空飛行/我辣波饅頭
 
悲しい事も忘れる事で乗り越えるっていうのは
その過去とか想い出なんてカロリー燃やして
前へ明日へって進んで行くからなんだろうね

なんて歌うように文を紡いでいけたら素敵だなって
フィクションの林の底を泳ぐように
乱立した市街地の木々を潜り抜けてぺダルを踏み付ける




天国に行けるほどの徳も無く
地獄行きを選ぶ程の度胸の無い
私が住んでいる この煉獄の中で
だれかひとりでもいいから信じたいのに
だれも信じられない 臆病な人間不信者は
声にならない想いを叫ぶ
だれかの心の片隅にでも
届いてくれれば良いと叫んだ想いは
だれの心にも届かないで
空が終る高さまで響いた





手を伸ばしても大声で叫んでも
心臓が破裂するまで走ってもさ
到底届かない距離だからこそ
届くものだってあるんだって
そう想うんだけど どう想う?実際?
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