CHE.R.RY(不完全版2)/円谷一
 
てくれて 僕の前であの歌を生で歌ってくれた 僕は感激して大泣きしてしまった
 それからも僕と君の交流は続いた 君と何度も会うにつれてだんだん僕は自分の分からない外見を気にするようになった そして本当のところ君は僕のことを何て思っているのか気になった 僕は君に恋をしていたのだ
 僕は君の歌のような状況に立たされていてますます恋い焦がれた お喋りをする時も点字でメールを打つ時も 誘導してもらいながら桜並木を一緒に歩く時も 夜空に星が出ているよと言われてお願いをした時も 世界を交換してあなたの苦しみを分かち合いたいと言われた時も 僕は君に恋していた 好きなんだ
 僕は君に告白をしようと思った しか
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