心無い人 心無い言葉/相良ゆう
ます。
人によって発せられた言葉は
その言葉を受け取った人によって解釈されて理解されて
その解釈や理解が言葉を受け取った人自身を
励ましたり 傷つけたりするのだ と。
言葉はあくまでも言葉であり
あくまでも道具であるという立場です。
言葉そのものを恐れる必要は無いのです。
けれど人は言葉にすら感情を付与しようとします
事実、人から発せられる言葉には
その人から発せられる迫力を伴っています。
面と向かっての人と人との交渉の場面では
この迫力は感情の起伏として受け取られるのでしょう。
相手にとっては今まさに自分に迫りくるような
大きな力、意志を感じさせるのです。
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