心の果て/ae96
 


         
         つねに歴史が空前の時を超え 

 
           今ここへと至るように。


          



           錆びた旅の

     終わりに聴いたタブラとシタールの振動が


        つい僕を手ぶらにしたがったけれど

        
          僕は それに従わず

           両手いっぱいに

          大切なものを抱えてた。



          透明な闇は見えずとも


        ヴィ
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