らぶれた/影山影司
 
る粘液を怪しく晒す。呼吸の度に脈動するそれが、愛おしくも恐ろしくもあり、キリコの唇にキスした。「む、ね、」と言うキリコ。「胸、して」。「お胸にちゅーしてよ。ちゅー」。溢れ出る涎でどろどろに光る唇が尖って御願いする。

 制服をたくし上げるとそこには、微かな膨らみが二つ。唇と同じ色の乳首が、微かに立っていて、何よりもエロチックだった。

 胸と

 胸の
 間。

 微かに窪んだ 底に
 くちづける。
 すると、その途端、どす黒く赤く汚れた青を浮かべた穴が空く。
 オナホの様に深く長くぐちゃぐちゃの穴が空く。
 思わず悲鳴を上げると、悲鳴は穴に吸い込まれた。
 穴の壁面に
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