らぶれた/影山影司
 
そして大きく、両脚を開く。
「我慢できないでしょ?」
 キリコのおまんこは既にトロトロに蕩けていた。キリコが屈み込むと、スカートがカーテンの様に顔を覆い、湿気と臭気が俺を包んだ。脚を擦り合わせるように、キリコが身悶えする。その度に濡れた音が、スカートのヒダを通って反響した。
「ゴム、あるよ」
 キリコが、笑っている気がした。遠くで予鈴が鳴り、俺はキリコに金を払っていた。



 キリコ、キリコ、と浮言を繰り返し、キリコを正常位で押し突く。服を着たままなので、布の擦れる音が耳障りだ。キリコは、耐え難い痒みを訴えるようにシーツも無い粗末なマットを引っ掻いた。性衝動が欲求を駆り立て、衝動
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